植毛・１（道具と注意事項）

はじめにお読みください

小さい頃遊び倒して髪がボロボロのお気に入りの人形

リサイクルショップで見つけた可愛い人形、でも髪が変な風に切られている


顔はホントに好みなのに髪型・髪色が残念…

そんな時は植毛するのも一つの手。

植毛は難しい作業ではありませんが、かなり根気がいります。自信のない方はやめておいた方が無難です。


中国製のリカちゃん、ジェニーのヘッドは発売時期によって非常に硬いものがあります。硬くても出来ないことはないですが、軟らかいものに比べるとやはり作業は大変になります。




用意するもの


・ぬいぐるみ針

布団針や刺しゅう針を使っている人もいるようだが長い方が格段にやりやすい

左が刺繡針、右がぬいぐるみ針。

長さがこれだけ違います。




・植毛ヘア

ボークス　全27色 30g 440円

ノアドローム　全62色 30g 各660円

アゾン　全40色　グラム数不明　各660円

それぞれ通販有り

・ゴム手袋

家庭用中厚とかいうのではなくお医者さんが手術で使うようなアレ

ヘッドを直に触ると汚れやすいので左手だけでもした方がいい

私はゴム製ではなくPVC製を使っているが安くて使い勝手がいい




・水を含ませたティッシュ

滴り落ちない程度にたっぷりめに含ませる

これがあると毛束がまとめやすい

・毛抜き

植毛の前の段階、ヘッドから毛を抜く際に使う

始める前にどんな髪型にするのかしっかりイメージを固めましょう。


ストレートかウェービーかといったようなことは後で変更が効きますが、長さや分け目などは最初に決めないと変更が難しいです。


ポニーテールやツーテールなどは一番外側を密にする必要があります。




植毛したらお湯パーマをかけます。


これをやらないことにはきちんとした髪形を作れませんが、リスクのある作業ですので自己責任でお願いします。


お湯パーマについては植毛の後で説明します。




植毛に関する記事は五つに分かれています。

【関連記事】

植毛・２（下準備）

植毛・３（全体に植える）

植毛・４（分け目に植える）

植毛・５（玉止め法）

お湯パーマ・１（前置き）

お湯パーマ・２（実践・ストレート）

お湯パーマ・３（実践・縦ロール）

【人形修復の実践】マグカップdeお湯パーマ